遠刈田温泉旅館大忠―温泉街の中心にあるこじんまりとした心遣いの宿2010/10/27

 宮城県蔵王町の遠刈田温泉・旅館大忠に入ってきました。温泉街の中心に位置しているこじんまりとした心遣いのゆきとどいた温泉宿です。
 4、5年前までは気に入っていて何度も足を運んでいましたが、あるとき女将らしき年配の女性が出てきて、「駄目です」といってそのl直後に「日帰りお断り」の紙を置くのを見て、二度と行く気になりませんでした。
 最近、インターネットのホームページなども結構よくできていて、遠刈田7号源泉を加水なしで使っていることなどを知って、改めて行ってみる気になりました。

旅館大忠

 フロントで入浴料の600円を払い、浴場に向かう廊下が畳敷きです。浴室の入り口には男湯と女湯の暖簾が2つずつ架かっているので、浴室が2つあるのかと思ったら、一つはトイレでした。ロッカーはないのでフロントに預けることになります。

旅館大忠のエントランス
旅館大忠の畳廊下
旅館大忠の洗面所

 脱衣所に姿見があったり、マッサージチェアーに衝立があったりと心遣いがゆきとどいていました。
 源泉の68.7℃よりわずかばかり温度が下がった66℃の加水なしの源泉が注ぎ込まれていました。小さめの浴槽は湯口の近くで43℃、遠くで42℃ありました。
 分析票には加水ありとなっているので、聞いてみると熱すぎるときは加水して薄めることはあるが、浴槽に注ぎ込まれるのは源泉そのままだといっていました。
 加温・循環・塩素消毒なしの文句なしに源泉かけ流しです。主成分はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・炭酸塩・塩化物でした。

旅館大忠の風呂

 日帰りで利用できる風呂は内湯の一つだけのようですが、宿泊する人にはもっと多彩な風呂があるようです。
 遠刈田7号源泉をそのまま堪能するにはここが最適でしょう。共同浴場の寿の湯などは温度管理がしっかりしていなくて、熱かったり温かったりする。