小原温泉かつらや―白石川のほとりにある伝統の温泉2010/10/21

 宮城県白石市の小原温泉かつらやに入ってきました。風呂は全部で大浴場・露天風呂・展望風呂の男女別があります。展望風呂は7階に、他は1階にあります。すべて同じ源泉です。

小原温泉かつらや

 1階には喫茶店があり、白石川の景色を眺めながら、休憩ができます。日帰り入浴は500円。浴場入り口にはコインロッカーがあり、有料の100円です。
 客が多いわけではないためか、フロントや喫茶店、掃除をする人たちのすべてが丁寧な接客で気持ちがいい。

小原温泉かつらやの大浴場

  加温・加水なしで循環・塩素消毒をしています。源泉温度は62.3度あり、湯口で55℃のお湯が注ぎ込まれて、風呂の温度はすべて43℃です。塩素の臭いはしませんでした。
 源泉の主成分はナトリウム・カルシウム・塩素・硫酸イオンです。

小原温泉かつらやの露天風呂

 7階にある展望風呂からの眺めは、明治の文学者の徳富蘇峰が名づけた壁玉渓の眺めは抜群です。

小原温泉かつらやの展望風呂

 温泉の発見は源義経の家臣・常陸坊海尊といわれており、開湯800年になります。かつらやの当主は17代目です。

小原温泉の開湯伝説

 小原温泉遊歩道の岩風呂かつらの湯の手前には温泉神社の薬師神社が丘の上に鎮座しています。

小原温泉の温泉神社