小原温泉かつらの湯―唯一の復活した共同浴場の岩風呂2009/05/02

 宮城県白石市の小原温泉かつらの湯に入りました。同温泉唯一の市営共同浴場です。水害で埋没していたのを、浅野史郎前知事が「経済再生戦略」と称して県職員の賃金をカットしてその一部を当てて2004年に18年ぶりに復活させたものです。

かつらの湯

 旅館かつらやの駐車場に車を置いて白石川岸に出ます。通路脇に料金所と下足箱、脱衣所があります。
 浴槽は階段を下っていきます。浄化槽を設置できないので、石鹸を使用できません。無色透明。浴槽から白石川の風景が眺められるのかと期待して行ったが叶わなかった。

かつらの湯の入り口

 浴槽とシャワーが1基のある部屋の間に源泉が自噴している湯口があり55℃ありました。浴槽は46℃と高温でした。川の水量が少ないために今日は熱くなっているという。浴槽と源泉の湯口が繋がっているので温度の調節に苦労しているらしい。
 温泉の歴史としては旅館かつらと同じくらいに古いそうです。以前は管理人はおらず、掘っ立て小屋の建物で混浴だったらしい。
 
かつらの湯の風呂

 湯上りに緑一面の碧玉景を眺めるのもなかなか乙なものです。直ぐ近くのスパッシュランドパークには、春には芝桜が湯名ですが、夏には百日紅も咲き誇ります。

スパッシュランドの百日紅

五色温泉 宗川旅館―日本共産党大会を秘密裏に開いた2009/05/21

 遅ればせながらの連休の残りを取り、山形県米沢市の五色温泉・宗川旅館に行くことにした。白石から飯坂温泉を通って、国道13号線を北上し、板谷峠で左折する。ポンコツの愛車が坂を上りきるか心配だったが、思ったほどの坂もなく無事に到着できた。日本の秘湯を守る宿です。源泉賭け流しは当然です。
宗川旅館
 犬を放し飼いにしているので、連れていった愛犬を入り口付近につないでは置けなかった。浴場に入ると、前に来たときは気づかなかったが、浴槽がかなり傷んでいた。温度は高めで快適だっ所です。
宗川旅館の展望風呂
 日本共産党第5回大会が秘密裏に開かれた所です。先ごろなくなった作家・井上ひさしさんの父親が手配したと伝えられています。
 米沢を抜けて、七ヶ宿に入り、安藤家本陣の向かいの吉野家で蕎麦を食べた。地元産の蕎麦粉を使っていた。