鎌倉温泉―宮城蔵王の秘湯 鰍がなく里山の一軒宿 ― 2010/12/02
宮城県蔵王町の鎌倉温泉に行く。宮城蔵王の温泉といえば、青根温泉か遠刈田温泉が有名だが、温泉街から離れた平沢地区にある知る人ぞ知る秘湯といえる。蔵王町の公式ホームページにあるのを見つけて何度か行った。

2009年に改装し、案内板も新しくして設置箇所も増やしている。自宅としていた部分を改装して、食堂と休憩所にしてあり、玄関も広くなっていた。屋根や外装・内装をして新しく生まれ変わっていた。

静かで周りの自然も申し分がない。アトピーに効くとかで遠くから温泉を求めに来る人がいた。現在は温泉水の販売を開始していた。
電話予約をしておけば、部屋で休んで1050円で済む。脱衣所が広い割には浴室が狭くアンバランスだった。

源泉は21.4℃と低いために薪で沸かしている。加水なし。塩素消毒と循環していた。主成分はナトリウム・炭酸塩でした。泉質は無色透明だった。
風呂のお湯は42.3℃、湯口からは45.1℃のお湯が注ぎこまれていた。浴槽からの外の眺めも十分に楽しめる。
風呂のお湯は42.3℃、湯口からは45.1℃のお湯が注ぎこまれていた。浴槽からの外の眺めも十分に楽しめる。



前九年の役(1062年)にで傷を負った鎌倉権五郎景政が傷を癒したという伝説がある。戊辰戦争(1868年)で堀内家の6代が負傷し、静養しているときに再発見して湯治宿を開業した。現在は10代目。
周辺には鎌倉権五郎景政が傷を癒すために住んだという穴やお湯神神社がある。気に入って年金生活に入ってから大川原町から通いつめているという男性は、桜が咲くころはまさに桃源郷のようになるという。言われて改めて周辺を眺めてみると、周囲に桜の木があった。ぜひそのころに来て見たいと思った。
金成延年閣―延年の舞の伝わる郷の温泉 ― 2010/12/04
宮城県栗原市の金成延年閣に入って来ました。当地に1000年以上伝わる長寿と五穀豊穣を祝う延年の舞にちなんだ名前です。国道4号線の脇の高台にあります。
料金は1日券が600円、2時間券と午後5時以降の夕券が400円でした。
料金は1日券が600円、2時間券と午後5時以降の夕券が400円でした。

源泉は金成湯第1号混合泉で、温度が25.9℃と低めなので加温しています。加水なし。塩素消毒と循環をしています。塩素臭がしました。
主成分はナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウム・塩化物・硫酸・炭酸塩でした。
男女別に内湯と露天風呂があり、入れ替えはしていません。
主成分はナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウム・塩化物・硫酸・炭酸塩でした。
男女別に内湯と露天風呂があり、入れ替えはしていません。

風呂の温度は42℃弱になっていました。湯口の温度も同じでした。大広間の使用は無料です。ロビーでも休むことができます。売店や産直市場があります。

天気がよければ露天風呂から栗駒山の眺望が素晴らしいらしいのですが、この日は雨で体験はできませんでした。
奥州平泉と京都を結ぶ街道に位置し、金売り吉次の伝説があります。文化財も豊富です。
奥州平泉と京都を結ぶ街道に位置し、金売り吉次の伝説があります。文化財も豊富です。
花山温泉温湯山荘―花山の大自然に抱かれて源泉かけ流しに生まれ変わった温泉宿 ― 2010/12/07
宮城県栗原市にある花山温泉温湯山荘に入ってきました。2008年の岩手・宮城内陸地震に被災して、源泉の出が少なくなったため、新しくj遠くから引いています。源泉名はよしの湯でした。


内湯と露天風呂がそれぞれ男女別に各一つずつあり、日毎に入れ替えます。内湯の温度は41.7℃で湯口からは42.3℃のお湯が注がれていました。

露天風呂の温度も41.8℃ですが、湯口の温度は57.6℃と高温でした。お湯の色は無色透明です。
源泉の主成分はナトリウム・カリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩・炭酸塩でした。成分も豊富になったようです。

料金は500円で、休憩室と使うときは入浴込みで1000円です。

花山温泉郷の復興はまだまだこれからで、温湯山荘だけが通常営業をしています。隣の佐藤旅館は来春開業のようです。湯栄館は流されてしまい、湯浜温泉の営業も本格的にはこれからです。
途中の法面の崩壊後の傷痕もまだまだ生々しいものがありました。
途中の法面の崩壊後の傷痕もまだまだ生々しいものがありました。
中山平温泉東蛇の湯―鳴子温泉郷の源泉かけ流しの湯治宿 ― 2010/12/07
宮城県大崎市鳴子温泉の中山平温泉東蛇の湯に入ってきました。隣の鳴子らどん温泉と経営は同じらしく、こちらは自炊部となっています。料金は300円。廊下にコインロッカーがありました。

源泉は98.8℃の高温なので、内湯と露天にそれぞれ浴槽が二つずつあり、一切の加水の設備もなくして、一方の浴槽の温度が下がってきたら使用するという方式をとっていました。文句なしの源泉かけ流しです。
主成分もナトリウム・カリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩・炭酸塩に加えて、硫化水素イオン・メタホウ素イオンという珍しい成分が含まれています。

内湯の温度は44.9℃あり、湯口からは申し訳け程度のお湯が注がれていました。露天の温度は40.3℃でしたが、湯口からは66.1℃の高温のお湯が流れていました。
露天風呂は川の傍にあり、自然に囲まれてのんびりするには最適のロケーションでした。
露天風呂は川の傍にあり、自然に囲まれてのんびりするには最適のロケーションでした。

お湯は申し分なしですが、湯治文化の衰退は避けようもなく、施設の傷みや汚れがめだちました。脱衣所には洗面施設もありませんでした。





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