ロイヤル胎内パークホテル―豊かな環境のなかにある豪華な施設で期待外れ: 川村美知男の温泉紀行

　新潟県胎内市にあるロイヤル胎内パークホテルの温泉に入ってきました。前にまち興しの成功例として、合併する前の黒川村を紹介していたのでいつかは行きたいと思っていました。国道7号線の案内に従って行くと、道の駅胎内に到着します。道の駅の表示はなく、ここにある施設全体が道の駅となっているという説明であった。

　リゾート開発が強力に推進され、ロイヤル胎内パークホテル、ニュー胎内パークホテル、胎内パークホテルが建設されました。ロイヤルと名が付いているだけあって、ロビーは総大理石で豪華さだけは名前に相応しいようです。

　風呂は、大浴場、露天風呂、展望露天風呂とあります。これも豪華ですが、温泉の内容はさっぱり豪華ではありませんでした。ぬるくて入っている気がしなかった。

　ホテルの外にあった蕎麦屋で蕎麦を食べたけれども、特に美味しいということもなかった。施設は期待外れでしたが、周りの環境は素晴らしかった。

　胎内市で見学しておくべき所といえば、天平時代に建設された乙宝寺です。婆羅門僧正と行基上人の開山と伝えられており、名刹です。歴史のある寺だけに施設も素晴らしく、寺宝も一見の価値ありです。
　訪れたときは、まだ合併する前でした。リゾートホテルも経営が難しくなっているという話もあるようです。