秋保温泉 市太郎の湯―天守閣自然公園の雄大な自然のなかにある日帰り温泉2011/01/12

 秋保温泉市太郎の湯に行く。NHKテレビのふだん着の温泉での紹介があったので行く気になりました。料金は770円ですが、天守閣自然公園の入場料込みです。併設しているそば処市太郎で提供する蕎麦またはうどんとおにぎりとのセットで1680円がお徳です。入り口を入ると受付を兼ねたそば処市太郎がありました。

市太郎の湯の玄関

 男女別の内湯と繋がっている露天風呂がありました。その奥に新しく第二露天風呂ができていました。天守閣自然公園の眺めが素晴らしいそうです。
 源泉は天守閣4号泉と5号泉の2本があります。内湯が4号・5号の混合泉で第二露天風呂が5号線を利用しています。混合泉は温度が46.6℃で、加温しており、循環・消毒(塩素と紫外線)しています。5号泉は、温度が38.3℃と低めです。加温・消毒・循環しています。主成分は二つの源泉ともにナトリウム・カリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩・炭酸塩でした。どちらも動力揚水しています。
 
市太郎の湯の内風呂

 お湯は少し緑がかっています。高い天井の木造建築はお湯に浸っているとゆったりと落ち着きます。第二露天風呂があるのを知らず、後で聞いて分かったのですが、寒かったので再度入る気にならず、後日に廻すことにしました。

市太郎の湯の露天風呂

 秋保氏の館跡であった天守閣自然公園内にあり、市太郎の湯の利用者は無料となります。

天守閣自然公園の入り口



秋保温泉ホテルクレセント―森林スポーツ公園の前にある温泉ホテル2010/11/09

 秋保温泉ホテルクレセントに入ってきました。前に結婚式会場となっていたので宿泊したことがあります。秋保温泉街に入らずに二口に向かう道路沿いの森林スポーツ公園の前にあります。
 
秋保温泉ホテルクレセント

 日帰り入浴は午前11時から午後3時まで。掃除の時間帯などがあり事前に電話して行った方がいいようです。

秋保温泉ホテルクレセントの窓からの眺め

  浴室は地下1階にあり、内湯だけです。源泉は敷地内にあり、春秋の湯1本だけです。温度は66.2℃と高温なので加水して温度を下げています。風呂の温度は43℃でした。加温はなし。塩素消毒と循環しています。塩素臭はなし。
 主成分はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩・炭酸塩でした。料金は910円。タオルとバスタオル付きです。

秋保温泉ホテルクレセントの風呂

 ちょうど紅葉の真っ最中で、窓や浴室からの眺めは素晴らしいものでした。

秋保温泉蘭亭―中国の故事にちなんだ蘭亭の曲水庭苑のある温泉宿2010/11/07

 秋保温泉蘭亭に入ってきました。8年ぶりの再訪問です。私が赤旗記者になりたてのころ、妻と温泉巡りを始めて間もなく宿泊したことがありました。秋保工芸の里に行く手前の高台にあり、温泉街の眺望が楽しめます。
 
秋保温泉蘭亭

 風呂は3階に内湯と露天風呂があります。露天風呂に入るとき日差しや雨を防ぐために笠を用意していました。他には見られない心づかいです。
 
蘭亭の廊下
蘭亭の浴場入口

 源泉は自家源泉の亀の湯の1本で内湯と露天風呂を賄っています。源泉の温度は44.4℃で湯口からは42℃のお湯が出ており、風呂の温度も42℃となっていました。
 主成分はナトリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄・塩化物・硫酸塩・炭酸塩でした。
 加温・加水・循環・塩素消毒をしていました。源泉の湧出量が96.3ℓ/minと少ないため循環と加水をしているものと思われました。源泉温度が高いので加水していると表示があったが、信じることは不可能です。

蘭亭の大浴場

 ホテルの名前が中国の故事にならっているためか、廊下には書の展示がめだちました。庭には曲水庭苑がありました。中国の書聖・王義之が小舟を浮かべて宴会を催し、蘭亭叙を書いた所もこのような庭であったのかと思いを馳せました。

秋保温泉蘭亭の曲水庭苑

 庭の入口に石渕温泉由来記があったので、旅館に尋ねると、石渕温泉のオーナーが温泉のダムに水没する補償金で、閉鎖していた旅館を買い取って蘭亭を開業したと言っていました。創業15年です。

秋保温泉ホテルきよ水―温泉街から離れた静寂の温泉2010/10/07

 仙台市太白区秋保町にある秋保温泉ホテルきよ水に入りました。日帰り温泉は別館せせらぎの男女別の内湯と露天風呂を利用します。以前は駐車場が道路向かいに広く取っていましたが、今回は別館入り口に3台ほどを確保しているだけでした。本館の駐車場を利用しました。

別館せせらぎの外観

 玄関を入るとレストランがあり、受付を兼ねていました。料金は1330円でフェイスタオルとバスタオルつきです。ロッカーや脱衣所には洗面設備が完備しています。
 男女別の内湯と露天風呂が一つずつあります。お湯は無色透明で43℃ありました。源泉名は清流源泉で51.7℃あります。泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩化物泉です。
 浴槽まで引いてくるまで温度が下がるために加温しています。加水なし。循環して塩素消毒しています。微かに塩素臭がしました。

ホテルきよ水の内風呂

 湯口の近くと遠くで温度の差はなく、内湯と露天風呂も温度は同じでした。露天風呂の一部には屋根が掛けてありました。

ホテルきよ水の露天風呂

 本館と別館を結ぶ通路から眺める庭園がいい眺めでした。

別館せせらぎの庭園


神ヶ根温泉―湯治場の雰囲気を残す大倉山の麓にある温泉宿2010/09/20

 秋保温泉街から離れた神ヶ根温泉に入ってきました。大倉山の麓にある湯治場の雰囲気を残す温泉宿です。明治の中頃に地元の人に発見されました。神がかった発見でないのが珍しい。

神ヶ根温泉

 新館と旧館があり、旧館の風呂が午後だけ女性専用となります。浴場には大きな湯船と小さな湯船があります。小さな湯船が28℃の源泉のお湯です。大きな湯船が42℃に加熱しています。塩素の匂いがしました。湯船からお湯の吸入口があり、循環していました。
 泉質は、ナトリウム・塩化物・炭酸・硫酸泉です。

神ヶ根温泉の風呂

 玄関でインターフォンを鳴らすと声がして受付が来ます。入浴料を払うと何の説明もしないで消えてしまいそうなところを呼び止めて話を聞く。
 宿の経営は5代目で、創業は大正年間から100年になるそうです。仙台と山形の主要道路に面しているので、往来する人の宿として発展してきて、湯治場として今に至ると語っていました。

神ヶ根温泉の玄関
 
庭には池があり、大きな鯉が何匹も泳いでいました。

神ヶ根温泉の池

 池の奥に目を凝らしていたら何やら建物が見えたので、近寄ってみると月山権現を祭った祠でした。大倉山の山頂には月山権現を祀っています。

神ヶ根温泉の祠