東鳴子温泉ホテルニューあらお―400年の伝承の湯を守り続ける名湯2010/12/11

 宮城県大崎市の鳴子温泉郷にある東鳴子温泉ホテルニューあらおに入ってきました。7、8年前に一度宿泊していい温泉だった記憶があったので、改めて再入湯しました。

東鳴子温泉ホテルニューあらお

 源泉は炭酸泉と黒湯泉の混合泉でした。温度は61.0℃と高温で源泉かけ流しです。色は少し黒色をしています。主成分はナトリウム・カリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩・炭酸塩・リン酸塩でした。マンガンと鉄分が微量入っていました。

東鳴子温泉ホテルニューあらおの浴場入り口

 内湯と露天風呂が各男女別に一つずつありました。元は国鉄の保養所だったので男性の利用者が多かったので、女性風呂の2倍の広さになっているそうです。

鳴子温泉ホテルニューあらおの男湯

 内湯の温度は40.7℃、湯口から61.6℃のお湯が流れていました。露天風呂は41.5℃あり、湯口からは57.3℃のお湯が多く流れていました。入浴者が少なかったためか内湯より高温でした。
 仙台藩士や岩出山城主が入湯した御殿の湯を400年ぶりに復興させました。説明では男子用風呂に繋がっているということだったのですが、分析票などがなく、よく分かりませんでした。

東鳴子温泉ホテルニューあらおの露天風呂

 源泉の利用状況などをフロントで質問したため、経営者が入浴後に声をかけていろいろ話をしてくれました。

「レジオネラ菌での死亡者が毎年1万人以上になっており、3ヶ月ごとにきちんと検査して、検出がゼロとなっているところは非常に少ない。
鳴子温泉の8~9割が外国籍のオーナーになっている」

rejione

 隣に東鳴子温泉神社がありました。入り口には温泉の沿革を記した説明板が設置されていました。

東鳴子温泉の由来記
東鳴子温泉神社の鳥居
東鳴子温泉神社の祠