上杉御湯御殿の守―米沢藩の御殿湯の風格を味わうに十分な温泉: 川村美知男の温泉紀行

　山形県南陽市の赤湯温泉・上杉御湯御殿の守に入りました。米沢上杉藩の御殿湯だったため、館内には上杉鷹山や上杉景勝らの歴代藩主の遺品が展示されいます。

　380年の歴史をもつ当館では、御殿湯の風格とともに、お湯の良さを岩風呂や大木を刳りぬいた風呂などさまざまな12の風呂で楽しむことができます。青根温泉の不忘閣に匹敵する旅館です。
　ＮＨＫの大河ドラマ「天地人」の前に訪れたので、遺品の閲覧に余り力が入っていなかった。改めて行ってみたいと思っています。

　近くには昔から鶴の恩返しの伝承がある鶴布山珍蔵寺があります。絹織りが盛んで市の南部を流れる織機川近くに繭蔵を改造して夕鶴の里資料館が建設されています。

　結城豊太郎記念館などもあり、そのうちぜひ見学したいものです。