東日本大震災で地域に奉仕する150年の古湯-権現森温泉2011/03/30

 3月11日の東日本大震災で被災し、都市ガスの復旧がまだなので風呂に入れないため、仙台市青葉区吉成にある権現森温泉に歩いて入りに行きました。震災後1週間目あたりにも行ってみましたが、大混雑していて15分間の時間制限があると聞いて入らずに帰ってしまいました。

権現森温泉

 150年の歴史のある温泉で現在で4代目ということでした。敷地内からの12.2℃の湧水を42.5℃に薪で加熱していました。
 男女別の内湯だけです。貴重品を入れるロッカーはなく、預かることもしていません。
 泉質はナトリウム・カルシウム・鉄・塩化物・硫酸塩・炭酸塩でした。お湯は鉄分のある薄茶色でした。

権現森温泉の燃料小屋

 湯から上がり玄関を出るときに、息子さんが話しかけてきました。
「被災して温泉は休もうと話していたのですが、地域の人たちからやって欲しいと要望が多く、自宅の後片付けもそのままです。灯油が入手できないので、シャワーが使えずに御迷惑をかけていいます」。
 母屋の瓦が剥がれており、途中の道路の法面にも大きなひびが入っていました。

権現森温泉の湯神神社

 歴史のある温泉なので入り口の前に温泉神社がありました。馬頭観世音の碑もありました。

権現森温泉の湯神神社にある石宮

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