滝ノ原温泉ちどり荘-七つ森を抜けた隠れ里の温泉宿2010/09/29

 宮城県大和町宮床にある滝ノ原温泉ちどり荘に行ってきました。10年ほど前に行ったきり二度と行くまいと思っていました。湯口からお湯は止まったままでした。
 しかし、インターネットでその後に改装して、浴槽にお湯が常に流れていることを知ったので、行ってみる気になりました。
 そういえば行く途中で看板が新しくなっていることに気づきました。

ちどり荘の看板
ちどり荘の外観

 源泉は、500m離れたところから引いています。二本の源泉を合流して、温度が21℃と低いので加温して、浴槽は41℃です。分析票によると、ナトリウムイオンと炭酸イオンが主成分で、アルカリ性冷鉱泉となっています。
 循環しており、消毒は塩素ではなく紫外線を使用しているらしいが、詳しくは聞くことができなかった。

ちどり荘の浴室入り口
ちどり荘の風呂

 浴室には大きな窓があり、せせらぎの音と日差し、緑の眺めが心をゆったりと癒してくれます。
 改装時に仙台の一流料亭で修行した主人が調理も手がけて、割烹として新出発しました。廊下や部屋の入り口などの展示物に細やかな気遣いを窺うことができました。
 入浴のみは500円。日帰り入浴で部屋を使用する場合は午前11時から午後4時まで1570円です。

ちどり荘の食堂

 温泉の歴史は、伊達政宗の孫の宗房が狩の疲れを癒したと伝えられています。現在の旅館の経営者は、前の経営者が辞めてしまった後に、いいお湯だからと再開して3代目になります。
 原阿佐緒の故郷の七つ森に気に入った温泉がなくがっかりしていました。牛野森温泉山田の湯南川温泉沢温泉が福祉施設への売却などで営業を停止してしまいました。今は滝ノ原温泉台ヶ森温泉の2つだけになってしまいました。
 10年が過ぎてちどり荘が新しく頑張っているのを知って心強くなりました。これから度々訪れることになりそうです。

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